平成28年度表彰業務速報

下水道管路耐震化の合理的対策優先度評価に関する調査業務
国土技術政策総合研究所 下水道研究部

東日本大震災では未耐震箇所を中心に甚大な被害が発生したことから、限られた予算等の制約条件下で必要不可欠な耐震対策を施し、下水道施設に被害が発生しても最低限の機能維持と早期の機能回復を実現するために、本業務では下水道管路施設を効率的かつ効果的に耐震化するため、システム信頼度および社会影響度と被害確率によるリスク評価的重要度判定と、事前と事後の耐震化方法区分や劣化進行による緊急性を考慮した事業優先度の合理的決定方法を検討し、合理的な優先度判定手法を提案した。また、提案した評価手法の妥当性が判断できるようにモデル都市2都市のの実データを用いた優先順位付けのケーススタディを行った。