鴇波洗堰・脇谷洗堰周辺の魚類及び滞留状況調査と魚道の遡上調査、魚道への集魚効果を確認するための標識アユ放流調査等を通じて、鴇波洗堰新設魚道の評価と、既設閘門を活用した脇谷洗堰の魚道機能回復の検討を行った。脇谷洗堰では、魚類の遡上経路及び集魚位置、分流施設の機能維持の観点から、対策の効果及び実現性を整理した上で、操作パターンやゲート開放時間が異なる複数回の遡上実験を行い、閘門操作による遡上効果を確認するとともに、今後の運用に向けた課題を整理した。これらの結果をとりまとめ、有識者委員会の運営補助を行った。また、支川二股川樋管部の落差解消対策の効果検証のためのモニタリング計画案の検討を行った。