平成28年度表彰業務速報

平成27年度 緑川流域土砂動態調査検討業務
九州地方整備局 熊本河川国道事務所

本業務では緑川流域の土砂動態解明に向けた、諸調査・検討を行い、緑川土砂WGに係る資料作成を行ったものである。河口・河道域では土砂掃流センサーによる調査やSSI計による流砂量観測を行い、過年度成果も踏まえて分析した結果、ある一定の摩擦速度を超過すると河床または砂州上の砂が掃流されていると推定された。最新の測量結果からは、近年堆積傾向となっている河道(杉島堰上流)はその堆積速度が低下しており、杉島堰下流では低下傾向にあった河道が堆積傾向に転じ、低下前まで復元しつつあることがわかった。また、本業務における検討成果等についてとりまとめ、土砂WGの説明資料を作成した。