平成28年度表彰業務速報

平成27年度 筑後川低水管理運用検討業務
九州地方整備局 筑後川ダム統合管理事務所

筑後川水系における水資源開発施設は、近年では大山ダムが完成し、複数ダムによる運用が行われている。一方、利水計画は昭和30年代の流況をもとに施設規模が決定されているが、近年、渇水が頻発する傾向にあり、より効率的な低水管理方法と渇水対応が求められている。そこで、筑後川水系のダム等の既存施設を有効に連携し、より効率的な水運用を行うため、ダム貯水率の変動に応じた特定補給ルールや渇水調整(取水制限運用)ルール、水融通運用・統合運用ルール、不特定補給ルールなど、実際の管理に即した運用検討を行った。また、中流3堰の取水量と還元量の関係について分析を行ったものである。