本業務は、Ｈ２０高波での被災を受けて見直しが行われた計画外力で、既設離岸堤の補強設計を行うことを目的とする。また、補強設計に必要となる水理模型実験のほか、副離岸堤修正設計、石田地先試験突堤基本設計及び詳細設計、黒部川洪水浸水想定区域の更新、人工リーフ工事影響検討（水産資源への影響と対策）もあわせて実施した。補強設計は、水理模型実験で安定性が確認されたブロック型式とその積み方に基づき実施した。突堤設計では、サンドパック（ジオテキスタイル）を使用した構造での基本設計とともに、試験施工のための暫定形の詳細設計を実施した。副離岸堤修正設計では、波浪流況シミュレーションにより段階施工計画を検討した。