本業務は、荒川下流部における氾濫解析を行うほか、浸水想定区域を踏まえた排水計画の検討及び大規模水害時における堤防復旧計画の検討等を目的とする。具体にはさいたま地区築堤や整備計画対象施設の完成を想定した浸水想定区域の検討や、高規格堤防や新規事業採択時評価等の事業評価のための氾濫解析を実施した。また、氾濫解析モデルを活用し、氾濫水の排水計画や学識者らと共に建物階数から人命リスクの高い地域を抽出する手法等を検討した。その他、資機材搬入や工法等の検討に基づく大規模水害時の堤防復旧計画や、氾濫ＣＧの作成及び荒川氾濫ＤＶＤの更新、危険水位調書や特定区間調書の作成、重要水防箇所の更新等を行った。