平成30年度表彰業務速報

天ヶ瀬ダム水辺調査(魚類)業務
近畿地方整備局 淀川ダム統合管理事務所

本業務は河川水辺の国勢調査の一環として、天ヶ瀬ダムにおける魚類の成育・生息状況を把握し、今後のダム管理に反映させることを目的として魚類調査を実施したものである。調査は、春秋季の2季とし、ダム湖内5地区、流入河川4地区、下流河川1地区の合計10地区で行った。調査の結果、ビワヒガイ、ビワコオオナマズ等21種の重要種、チャネルキャットフィッシュ等6種の外来種を含む35種の魚類を確認した。調査の結果から、各種定量解析を経年的に行い、外来種比率増加の定量的評価を行い、外来種対策(駆除マニュアルの改訂)やフナ類の産卵環境の創出を含めダム湖管理において実施可能な魚類の生息環境保全・創造に資する提案を行った。