令和5年度表彰業務速報

R3非接触型流量観測検討業務
関東地方整備局 河川部

高水時流量観測の無人化・省力化を図り、観測員の安全性や観測の確実性の向上を図ることを目的として、革新的河川技術プロジェクトで実施している流量観測機器の開発状況や学識者等の意見をもとに非接触型流速計測法の手引き(試行版)について改訂した。また、関東地方整備局管内における代表10観測所における非接触型流量観測の導入にむけた検討を行った。非接触型流速計測法の手引きは観測の無人化、省力化を前提に、対象とする観測手法を見直し、電波流速計、画像処理型(高感度カメラ、遠赤外線カメラ、CCTV)を基本とし、最新知見に基づく機器の適用範囲を更新した。また、新たに維持管理の視点も加え観測準備から流量解析まで行える汎用的な手引きとした。関東地方整備局管内における代表10観測所における非接触型流量観測手法による観測計画作成については関東地方整備局管内全事務所へのアンケートを行い、重要な地点、課題、高度化への検討状況を把握し代表観測所を抽出するとともに、抽出した10観測所の観測環境調査を行った。これらの結果をもとに機器特性とのマッチングから最適手法について検討し、経済性も含め手法を選定し配置計画を作成した。