本業務は、令和３年８月１１日から１４日に発生した洪水により、大規模な浸水被害を受けた六角川水系における流域治水対策の一環として、流域特性を踏まえた内水対策案等を検討し、内水被害軽減を図る方策を早急に検討したものである。あわせて内水解析の実施を行い、今次出水等の検証を行った。具体の検討項目は次のとおりである。（１）令和３年８月出水の浸水実態の検討、（２）激特事業効果の検討、（３）内水対策の検討、（４）概算事業費の検討、（５）各種説明資料の作成、（６）関係自治体協議資料作成、（７）ポンプ運転調整に関する検討。（３）ではため池やクリークの有効活用や、内水調整池案、大規模引堤案等の内水対策の抽出を行い、令和３年８月出水の床上浸水防除対策等の検討を行った。また、（５）では六角川流域治水協議会等に使用する各種説明資料を作成し、（６）では流域内の関係自治体協議に使用する説明資料の作成を行った。（７）では、六角川、牛津川のポンプ運転調整ルールについて検証を行い、運転調整を実施しない場合の影響等を整理した。