令和5年度表彰業務速報

令和4年度 鶴田ダム周辺整備利活用外検討業務
九州地方整備局 鶴田ダム管理所

本業務は、鶴田ダム周辺のより一層の利活用に向けて、鶴田ダムを活用したインフラツーリズムなどの広報・利活用方策を検討するとともに、曽木発電所遺構復旧検討を行ったものである。インフラツーリズムに関して、ダム見学・焼酎貯蔵に係る都市・地域再生等利用区域指定に向けた申請に必要な要望書(案)の作成、大鶴湖で実施予定の遊覧船運航に必要な航路事業の申請等に関する整理、ダム見学の動線・説明パネルの検討を行った。さらに、鶴田ダムと周辺観光資源の紹介パンフレット作成、ダム見学HP・ダムカード更新検討も行った。なお、地元と連携した検討・合意形成の場となる大鶴湖(鶴田ダム湖)インフラツーリズム関係者会議の開催支援も行った。曽木発電所遺構の復旧検討については、三次元データ計測により復元図を作成し、部材残存率等を算定した。現地で採取したレンガ単体・要素体の材料試験を行い、既往試験値との比較による評価、設計に用いる物性値の整理をした上で、過年度の補強設計の修正設計を行った。また、本年度の曽木発電所遺構復旧に係る施工・検討状況ついての復旧記録の整理、曽木発電所遺構復旧検討委員会の復旧検討計画等の説明資料作成も行った。