弊社が設計した「遠賀川 直方の水辺」が土木学会デザイン賞2009で、最優秀賞を受賞しました。

　土木学会景観・デザイン委員会デザイン賞（略称：土木学会デザイン賞）とは、「優れた公共的な空間や構造物の創出に貢献した人物・組織を表彰することで、設計者や施工者、事業者、NPOなどの意欲と水準を高め、美しい国土の形成に寄与すること」を目的として2001年度に創設された賞です。

＜土木学会デザイン賞　２００９＞
主　催 　： 社団法人　土木学会　景観・デザイン委員会
結果公表 ： 平成21年11月16日
授賞式 ： 平成22年2月6日　14:00～ 土木学会講堂
（土木学会デザイン賞のWebサイト）

受賞内容

　行政（遠賀川河川事務所）＋大学（九州大学）＋企業（弊社）と、川づくり・まちづくりに熱心な直方市民の方々と協働で河川改修事業の整備内容を検討しました。
　水辺に近づくことができなかった従来の河川空間を、治水安全度を向上させるとともに、『“市民が安全かつ自由に利用できる水辺”、“水を身近に感じられる水辺”』へ改変させたことが高く評価されました。

　竣工後2年経った現在、整備前よりも利用者が約1.5倍に増え、水面まで緩やかな勾配で続く伸びやかな河川敷では、様々なアクテビティを自由に行う市民の方々の姿が見られるようになりました。
　また、誰でも安全に快適に利用ができることを最優先に考えたスロープデッキ型のカヌー乗り場では、カヌースクールで賑わう人々の楽しそうな声が聞こえてくるようになりました。

「遠賀川 直方の水辺」の概要

所　在　地：　福岡県直方市溝堀地区（直方市役所前）
事　業　者：　国土交通省 九州地方整備局 遠賀川河川事務所
設　計　者：　九州大学 建設設計工学研究室 景観グループ（樋口明彦准教授）
　　　　　　 　　株式会社 東京建設コンサルタント
住民参加組織：遠賀川を利活用してまちを元気にする協議会および同市民部会