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弊社が設計した「二ヶ領 宿河原堰」が土木学会デザイン賞2010で、最優秀賞を受賞しました。
土木学会デザイン賞(正式名称:土木学会景観・デザイン委員会デザイン賞)は、優れた風景を生み出した作品、およびその作品の実現に関わった人々の中で、大きく貢献した人物ならびにそれをサポートした組織を顕彰するものです。
平成23年2月5日に、土木学会講堂において授賞式があり、弊社関係では、中田睦、金原義夫、笹文夫の3名が受賞しました。
受賞した「二ヶ領 宿河原堰」は、多摩川の22.4km地点に位置する旧二ヶ領宿河原堰(昭和24年完成)の下流に新堰を建設したものです。旧堰は、上流湛水面の確保、二ヶ領用水への導水などの役割を果たしてきました。新堰は、旧堰の役割に加え、旧堰の老朽化に伴う改築、洪水時の流下断面の確保、河道の安定的維持、豊かな水辺空間の創造を目的として平成11年に完成しました。
(土木学会デザイン賞のWebサイト)
旧堰周辺は、多摩川の流れの中でも自然の豊かさと人々が心地よく共存している風景が最も感じられる一つであり、以下のような特色があります。
所在地:右岸/川崎市多摩区宿河原 左岸/東京都狛江市猪方
用途:環境用水の通水(準用河川二ヶ領宿河原線)
設計期間:1994年6月~1995年3月
施工期間:1995年10月~1999年3月
事業費:約60億円
事業者:国土交通省 京浜河川事務所
設計者:(株)東京建設コンサルタント
宿河原堰全景
旧宿河原堰との比較
宿河原堰 右岸から
宿河原堰 下流から(流水の景観)