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東京建設コンサルタント

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かすかべ環境防災研究センター

埼玉県春日部市に「かすかべ環境防災研究センター」を平成30年3月に開設します。

「かすかべ環境防災研究センター」は、”地球環境問題と防災”を研究する施設です

 近年、地震、豪雨、大型台風など自然災害が多く発生し、各地で甚大な被害をもたらしました。地球環境が著しく変化し、さまざまな災害が地球規模で発生しています。
 当社は、「地球環境問題と防災」に関わる様々な問題に対応することを重要な事業方針の一つとしてきました。その一環として「かすかべ環境防災研究センター」の設立を計画中であり、平成30年3月の完成を目指しています。当センターは、屋外実験場と室内実験棟を構え、水理模型実験、環境と防災に関する実験と研究、センサーと観測機器の開発と検定等を行う計画です。

かすかべ環境防災研究センターの整備イメージ

かすかべ環境防災研究センターの整備イメージ

春日部市の「旧沼端小学校跡地活用事業者提案競技」により事業者に選定

 春日部市は、平成28年4月1日「旧沼端小学校跡地活用事業者提案競技」を公示しました。この提案競技は、平成15年に廃校となった旧沼端小学校跡地を現状有姿のまま取得し、校舎等の建築物、並びに構造物・樹木等の全てを解体除去し、当該土地で事業を行う企業を公募型プロポーザル方式で選定するものでした。
 「資格審査書類」「提案書類」の提出、「審査委員会に対してプレゼンテーション」を行い、8月1日に「優先交渉権者」に決定しました。その後、春日部市の「開発審議会」での承諾、市議会での議決を経て、工事に着手しました。

位置図

位置図

校舎は解体し、新たに管理棟や室内実験棟を建設します

校舎は解体し管理棟、室内実験棟を建設

校庭は、水路などの必要な設備を整備し、屋外実験場として利用します

校庭は水路等を整備し屋外実験場とする

「かすかべ環境防災研究センター」の施設概要

 当社は、つくば市に約7千㎡の「つくば実験センター」を確保し、水理模型実験業務に対応してきました。しかしながら、水理模型実験に加え、環境と防災に関する様々な実験と研究、センサーと観測機器の開発と検定などを行うためには拡充する必要があり、このたび「つくば実験センター」の約3倍の2万㎡の土地を取得し、「かすかべ環境防災研究センター」を設立することとしました。
 センターは、敷地の半分を屋外実験場として利用します。また室内実験棟も整備します。これらの実験に必要な高水槽・低水槽・帰還水路などの諸設備を整え、実験施設を見渡せる位置に管理棟を設けています。
以下、主要な施設を紹介します。

■屋外実験場
 屋外実験場は、約8mの高低差と約0.5m3/sの給水能力を備えており、ここでは主に河川や渓流等の縮尺模型における水理実験・土石流実験や大型の抽出水理実験などを行います。
 水理模型実験は様々な問題を抱える現地の状況を縮尺模型でそのまま表現し、模型に実際に水や土砂を流すことで、そこで生じる複雑な現象を観察し、水位、流速、地形変化等を測定すると共に洪水氾濫に対する安全性などを検証します。土石流実験では土石流を再現すると共に、土石流氾濫を防止する砂防ダムや流路工などの有効性を検証します。大型抽出水理実験では、可能な限り現地に近いスケールで実験する必要がある河岸・堤防や植生の特性評価に関する実験も行います。
 これらの水理実験から得られた様々な知見を元に解決策を模索しながら、模型実験の中で解決策の有効性や有益性を総合的に評価し、実際の河川改修事業に役立てます。
また、河川模型実験では現地周辺の住民に実際にそこで起きる現象を直接目で見て理解していただくことができます。

■雨水貯留施設
 当センター内で雨水を2040トン貯める貯留施設を設け、周辺の浸水対策に役立たせます。

全体平面図

全体平面図

 <諸元>
  全体敷地:19,133㎡
  屋外実験場:9,803㎡
  管理棟:343㎡(延床面積)
  室内実験棟:720㎡(延床面積)
  実験設備:高水槽、低水槽、帰還水路 など
  地域貢献施設:自由広場1,279㎡、緑地・遊歩道1,176㎡

■室内実験棟
 気温や風等の大気状態の影響を受けてはいけない模型実験を行うために室内実験棟を整備します。
 室内実験棟では、河川等の管路実験、大縮尺模型実験等を行います。また、河川構造物に関する抽出実験を行い、構造物周りの3次元的な複雑な流れの状況や構造物にかかる力などの計測を行い、構造物の設計に役立てます。さらに可変勾配式の直線水路(土砂可)と小型の移動床水路を常設して、必要に応じて基礎的な水理実験を行い、様々な知見を得られるようにします。

室内実験棟

室内実験棟

■管理棟
 センター全体の管理と執務を行う建物です。実験を見学に来られた発注者・学識経験者・地元住民の方々への説明や意見交換のための会議室を備えています。会議室は、地元の方々への防災教育のレクチャールームとして活用することを想定しています。

管理棟

管理棟

「かすかべ環境防災研究センター」での地域貢献活動

■防災学習・防災教育
 「春日部市の水害の特徴」や「洪水避難の方法」などの講座を開き、市民の防災教育に貢献します。また実物の水理模型実験の見学会も行います。

会議室での防災教育のイメージ

会議室での防災教育のイメージ

■遊歩道・自由広場
 既存樹木を活用した外周の緑地内に、遊歩道を設け周辺住民の方々が散策・休憩場所として利用できるようにします。また、地域の高齢者の方々や子供たちが活用できる自由広場と駐車場を設けます。

散策路、休憩施設

散策路、休憩施設

自由広場と駐車場

自由広場と駐車場