Design for
Next
Age
積雪地域の豪雪地帯に居住する人々は、毎年冬になると家屋や家屋周辺の雪処理に追われながら生活しています。平成18年豪雪では新潟県をはじめとして各地で屋根の雪おろしに伴う死亡事故も153件報告されております。
周知の通り、屋根の雪下ろしは危険を伴う重労働であり、今後更に少子高齢化が進む中で人力による雪下ろしは益々困難が予想されます。有料での雪下ろし作業には必要以上の出費を伴います。
このような背景の中、安全で安価に屋根雪を処理する技術が社会的に求められています。
従来、屋根雪処理は、人力、地下水や水道水を利用した散水方式、放熱管に温水を循環させる無散水方式、電熱ヒーター方式等が一般的でした。しかしながら当社では従来の形式とは全く異なる発想の「発熱切断方式」による屋根雪処理技術開発に取り組んでいます。現在、雪下ろし機設備の機械要素における性能評価を行うため、室内において静的実験及び動的実験を実施しております。
その特徴は、処理量が多く屋根の損傷も少なく、また安全に雪を処理できることにあります。
開発に当たっては、雪の第一人者である福井大学工学部建築建設工学科 福原輝幸教授、渡邊洋特別研究員にご教授頂きながら進めています。
※「雪下ろし機」の研究開発に取り組んでいます。(その2)はこちら。