Design for

Next

Age

東京建設コンサルタント

ホーム > 技術情報 > 技術トピックス > EE東北’16に協賛し、新技術を展示いたします。

技術トピックス

EE東北’16に協賛し、新技術を展示いたします。

 当社はEE東北'16に協賛し、以下の2つの新技術について展示します。
 「EE東北」は建設事業に係わる新材料・新工法その他時代のニーズに対応して開発された新技術を公開し、その普及を図ることにより、技術開発を促進するとともに、良質な社会資本の整備を通じて社会に寄与することを目的としています。

画像解析による河川流速計測の新たな標定技術の開発

 洪水時の河川流量や流況の観測は、河川管理における基本的な情報として重要であるが、洪水観測における安全確保や観測機器の破損リスクなどが高度化や高精度化に向けた課題となっていました。
 こうした洪水時の作業環境に対応した観測技術として非接触観測技術が期待されているが、そのうちの画像解析による非接触流速計測を対象として、普及・活用における課題の一つであった標定作業について、高精度傾斜センサーを活用した撮影・標定手法を開発することにより、LSPIVやSTIV等の非接触流速観測技術の効率化や適用性の向上を目指した技術開発を行いました。

歩車統合型大避難シミュレータ

 避難計画や避難のための施設計画を検討するには、種々の条件を変更して避難状況を表現できる避難シミュレーション技術が有効です。また、地域住民とのコミュニケーション技術としても効果的です。
 当社は避難路を細かいセルに分割し、歩行者と車の位置を追跡するセルオートマトン法を基本としたシミュレータを開発しました。これにより、数十万規模の避難者まで扱うことができ、さらに、歩行速度など個々の避難者の属性に応じた特徴、混雑度に応じた速度減少、歩行者と車の相互作用、避難路の空間的な制約を表現することができます。たま、氾濫シミュレーション結果を取込み、浸水深による移動速度の減少等が考慮され、被害発生状況を詳細に分析することが可能です。