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競秀峰と青の洞門
大分県の“青の洞門”で有名な山国川青地区一帯は、平成24年7月の九州北部豪雨で河川が氾濫し甚大な被害を被りました。二度とこのような災害が発生しないためにはどのようにすれば良いか、九州地整山国川河川事務所と一緒になって当社は河川改修の検討を重ねてきました。
改修に当たっては、周辺景観に調和した適切な素材や工法を用いると伴に、河川敷等のオープンスペースは、散策や休息の場としての利用を促すよう配慮しました。
また、周辺の耶馬トピアや青の洞門等を含め、地域づくりの拠点との調和を図るとともに、河川へのアクセス性の向上やアクセス施設のバリアフリー化も視野に入れた整備としました。
競秀峰展望台より青地区を望む
(平成27年)※堤防整備後
青の禅海橋より水辺広場を望む
国道側より競秀峰を望む
青の禅海橋より青地区を望む
青地区の上流にある馬溪橋は、先の水害時に流木が堆積して流水を著しく阻害し、上流側への堰上げにより氾濫被害を増長させました。しかし、大正12年築造の歴史的構造物であり、名勝耶馬溪の構成要素の一つとして、橋を存置することが決まりました。
そこで掘削や拡幅を主体とした河川改修で、地域を守ることができるか水理模型実験で検証することとしました。模型実験は当社の実験場で1/40の大規模なものとなりました。
実験施設
実験中状況
実験中状況
地元住民の実験現地見学会