東北地方整備局 青森河川国道事務所
馬淵大堰魚道底生魚等遡上調査検討業務
馬淵川魚がすみやすい川づくり事業の一環として、馬淵大堰左右岸魚道の遡上調査を行い、魚道改良の効果を検証するとともに、底生魚の遡上環境を改善するための構造改良の基礎的実験を行った。実験はバーチカルスロット式魚道のスロット部に、硬質ゴム製の突起を設ける方法と、アクリル板の加工によりV字型の空間を設ける方法を立案し、2種の対策の効果を検証する実験計画を検討、実施した。構造改良実験の効果は、水中カメラと潜水観察によるウツセミカジカの遡上行動の観察結果と、対策部とその周辺に形成される流況等により評価した。