北陸地方整備局 三国川ダム管理所
令和4年度 三国川ダムAIを活用したダム流入量予測等検討業務
洪水時におけるダムの操作判断には、ダム流入量を予測することが重要である。三国川ダムでは、AI技術を用いて、ダム流入量を予測するシステムを構築した。AIは既往洪水の雨量等の観測データとダム流入量の関係を学習しているため、未経験洪水では再現性が低くなる欠点がある。そこで、別途RRIによる物理モデルを用いた予測を追加し、両モデルの結果を閲覧可能にした。また、AIの信頼度を算定し、ダム管理者がどちらの予測を参照すればよいかを支援した。なお、当システムと同等の機能を有したスマートフォン版も構築した。