水理模型実験

九州地方整備局 山国川河川事務所
山国川治水対策検討業務イメージ

九州地方整備局 山国川河川事務所
山国川治水対策検討業務

平成24年7月の九州北部豪雨にて家屋浸水被害を受けた山国川中流部の平田・戸原地区には、石造アーチ橋である馬溪橋があり、アーチ部及び流木捕捉による流下阻害が水位上昇要因となった。そこで、国、県、市、学識者による治水対策委員会にて対策を協議した結果、歴史的価値のある馬溪橋の存置を前提とした河道計画が採用されたが、馬溪橋による縮流や堰上げ現象は通常の水理現象では説明が難しい要素があるため、水理模型実験を実施し、洪水時の現象再現を行うとともに対策後河道においては家屋浸水が生じないことを確認した。