令和4年度表彰業務速報
阿武隈川下流丸森地区防災拠点調査設計業務
東北地方整備局 仙台河川国道事務所
阿武隈川河川改修事業の一環として、阿武隈川下流右岸の丸森地区にて自治体の防災計画等と整合を図りつつ、防災拠点(河川防災ステーション)の予備設計を実施した。まず、整備位置の妥当性を整理し、破堤時の緊急復旧工法をもとに必要備蓄資材量を整理した。決定した整備位置、資材量にて、平常時利用に配慮した施設配置計画、アクセス坂路等検討を行って、設計図作成、数量計算、概算工事費を算出した。なお、防災拠点整備に関して計3回の検討委員会及び地元説明会について準備・運営補助及び検討会資料の作成等を行うとともに、検討会の意見を設計に反映した。また、水辺利活用事例の収集・検討を行って、検討会の意見を踏まえて防災施設周辺における今後の整備項目を整理した。さらに、3次元イメージモデルを作成し、検討会資料とした。ほか、防災拠点盛土によるすべり破壊、圧密沈下、耐震検討(ALID)を行って既設堤防、道路盛土への影響を検討し関係機関協議資料を作成した。あわせて、道路下のボックスカルバートの処理方法を検討し、対応方策を検討した。ほか、測量調査(基準点測量、地形測量、路線測量)、地質調査(ボーリング、室内土質試験)を実施した。