平成20年度表彰業務速報
淀川大堰耐震性概略検討業務
近畿地方整備局 淀川河川事務所
淀川大堰(制水ゲート55.0m×7.8m×4門,調節ゲート40.0m×7.8m×2門)では,老朽化対策に併せて耐震補強工事を実施中であるが,平成19年3月に「河川構造物の耐震性能照査指針(案)」が策定されたことから,新指針に基づいて耐震性の概略検討を行った。検討においては,既存業務にとらわれずに設定条件等について提案した上で,静的照査法と動的照査法の両者で検討を行い,動的解析を用いるものとした。検討結果については,学識者を含めた委員会を開催して耐震補強の方針を決定した。委員会開催にあたっては,耐震性能照査の考え方,解析モデルや解析手法,解析結果における既往検討との違い,今後の課題等について整理し,委員会資料としてとりまとめた。