本業務は一般国道１７号本庄道路における横断歩道橋詳細設計（４橋），橋脚基礎工詳細設計（１６基），箱型函渠詳細設計１箇所，神流川橋色彩検討およびこれら設計に必要な関係機関との打合せ協議を行った。横断歩道橋設計は既設横断歩道橋の現況調査や利用者動線等を踏まえた上で，歩道橋形状および昇降方式を検討した。昇降形式は利便性や安全性から斜路付き階段のレール構造を選定した。また，細部構造は現状の維持管理の課題や損傷事例，さらに所内意見聴取結果を踏まえた上で維持管理に配慮した横断歩道橋設計を実施した。具体的にはラーメン構造，塗装の増塗り，アルミ製高欄，ステンレス製排水管，アスファルト舗装，紫外線硬化型ＦＲＰシート，高欄内蔵型照明等を提案した。さらに今後の点検方法や補修工事の方法についてまとめた。箱型函渠設計では，町道の縦断計画を踏まえた内空断面の縮小によるコスト縮減を図った。神流川橋色彩検討では，周辺の色彩環境の調査やフォトモンタージュによる景観予測を行った上で，有識者等で構成された現地検討会により自然豊かな田園地帯における景観に配慮した色彩選定を実施し、景観条例に基づく届出資料の作成を行った。