令和元年度表彰業務速報

H30鬼怒川・小貝川環境整備検討業務
関東地方整備局 下館河川事務所

鬼怒川・小貝川における河川環境整備を効果的に展開していく上で、鬼怒川、小貝川と沿川自治体とが一体となる整備内容の検討を行った。地域と連携したかわまちづくりに係る計画検討では、鬼怒川緊急対策プロジェクト区間の堤防整備にあわせたサイクリングロード計画を立案し、まちへ誘う拠点や休息拠点となるリバースポットとして側帯整備箇所の検討を実施した。また、7市町による鬼怒川・小貝川かわまちづくり計画申請書作成支援、推進協議会運営支援を実施した。利用実態調査は、鬼怒川緊急対策プロジェクト区間で実施し、年間利用者数の推計やH26調査との比較、考察等を行った。調査地点は、かわまちづくり計画における整備箇所を勘案して設定し、堤防上の調査では、サイクリングロード整備の事前モニタリングとして、現状の自転車利用者数の実態を把握した。また、調査区間の2箇所でかわまちづくり等に関するアンケートを実施した。礫河原調査では、鬼怒川の礫河原再生事業箇所において、既往調査結果と比較検証する形式で植生及び昆虫に関するモニタリングを実施し、河道特性(礫河原面積比率、出水状況等)を踏まえ、事業による自然再生効果を把握した。