本業務は熊野川河川改修事業等において、河川管理施設の改修等の詳細設計を行ったものである。市田川排水機場予備設計は平成２９年１０月台風２１号対応として既設機場１７．１ｍ３／ｓに増設容量１０．９ｍ３／ｓを加えた排水量２８ｍ３／ｓの機場計画を実施した。実施にあたっては既設機場の更新を踏まえて検討した。浄化揚水機場の換気対策は既設のコンクリート蓋を撤去し、建屋構造とする対策とした。高岡地区・鮒田地区の盛土設計は紀宝町との調整を踏まえて避難地利用でき、且つ熊野川の河床掘削の残土処分地利用できように検討した。併せて、高岡地区の山地水路設計、危機管理型水位計の設置設計、相野谷川排水機場の耐震対策修正設計、下田水位観測所の浸水対策設計を行った。