令和元年度表彰業務速報

鳴鹿大堰フォローアップ調査業務
近畿地方整備局 福井河川国道事務所

本業務は、鳴鹿大堰における試行的魚道運用の効果検証を目的とした魚類遡上調査、および定期報告書等の作成を実施したものである。魚類遡上調査においては、平成27年度より継続してきた試行的魚道運用の効果の検証を目的として、九頭竜川のシンボルフィッシュであるサクラマスおよびアユカケを主対象とした、CCDカメラによる遡上時期の連続撮影、解析、鳴鹿大堰魚道における捕獲調査及び堰上下流での潜水目視調査を実施し、サクラマス及びアユカケの遡上状況、堰上下流での滞留、分布状況等を確認した。調査の結果は、学識者経験者等に意見徴収を行い、経年的変化を整理し、本試行的魚道運用の効果を検証の上、九頭竜川鳴鹿大堰意見交換会に諮問、サクラマスの遡上環境改善効果を認める結果としてフォローアップ調査最終年度の総括として了承された。定期報告書等の作成においては、ダム等管理フォローアップ制度に基づき、収集した資料をとりまとめ、定期報告書および年次報告書を作成した。