令和3年度表彰業務速報

令和元年度信濃川河道計画検討業務
北陸地方整備局 信濃川河川事務所

本業務は、信濃川中流域における現況流下能力や水位縦断図の更新といった従来の河道計画検討に加え、令和元年台風19号出水に伴う大規模災害関連事業の検討や、この影響を加味した短期プロジェクトや整備計画河道の検討、関係機関協議資料の作成を行ったものである。令和元年台風19号出水については、管内の多くの観測所で既往最大水位を記録しており、大規模災害関連事業の検討では遊水地設置による流量低減を加味した上で河道掘削等の緊急的に整備が必要な個所を整理した。また、長岡地区や妙見堰周辺を対象に令和元年台風19号出水の際の観測データを検証材料として、平面二次元河床変動解析による再現計算を行い、当該区間の土砂動態傾向を考察した。併せて、栖吉川合流点処理計画検討や危険個所調書・特定区間調書の作成、信濃川中流域に存在するダム諸元の整理と事前放流を実施するための基準降雨量の検討、洗堰操作規則に関する検討、洪水調節候補地の検討、携帯版洪水予測システム表示システム改良、大河津分水路区間の河道計画検討及び事業再評価資料の時点修正といった河道計画や河川整備計画等に関連する各種検討を実施した。