令和3年度表彰業務速報

令和2年度 沼津河川国道管内機械設備設計業務
中部地方整備局 沼津河川国道事務所

沼津河川国道事務所が管理している、「中瀬樋管」「浪人川吐出樋管」「平町排水路水門」「二ッ谷排水路水門」「松毛川樋管」「矢崎樋管」「墹之上樋管」の7樋管(水門)について設備の長寿命化を目的にした更新設計を実施した。また浪人川排水機場の老朽化に伴い、今後の使用に向けた最適な修繕方法(内容)の検討を行った。樋管(水門)の主な修繕内容は、「扉体のSUS化」「戸当りSUS化」「開閉装置の更新」「電動化(中瀬樋管)」「管理橋・防護柵SUS化」である。扉体材質については普通鋼の他、近年水門で採用実績が多い省合金二相ステンレス鋼の採用について検討を行い、維持管理性及びライフサイクルコストからSUS304を採用した。平町排水路水門及び二ッ谷排水路水門は、内水側の水路寸法が小さいことから、全閉時に内水側の水位上昇が早いため、操作遅れ防止の観点から扉体にフラップゲートを内蔵した計画とした。また浪人川排水機場のポンプ本体については、現状の横軸軸流ポンプから立軸化の可能性について検討を行い立軸化による課題等について整理を行った。