令和3年度表彰業務速報

石井水門建設工事

 本工事は、東日本大震災で被災した国の重要文化財石井閘門の前面に、旧北上川の堤防機能を有する石井水門の建設工事を行ったものです。
 当社は、平成23年度から石井閘門の保全計画検討業務、補修等検討業務により、重要文化財である石井閘門の健全度評価、補修検討、補修設計を実施しており、得られた知見を基に、景観検討、施工時の影響等を踏まえたうえで、水門本体土木並びに機械電気設備、上下流堤防等周辺施設を含む詳細設計を行いました。
 特に景観については、基本コンセプトを「北上の歴史文化と防災をつなぐ新水門」~文化財・石井閘門を主役に据えた景観づくり~とし、石井閘門現状変更を伴わず、周辺地形との一体化による存在感が控えめなデザインとする水門ゲート形式、管理橋および操作室の配置、構造物端部形状等細部まで検討を行いました。