令和6年度表彰業務速報

流域治水立案支援のための治水評価指標可視化ビューア整備検討業務
国土技術政策総合研究所 河川研究部

本業務は、流域治水立案支援のため、水害のハザードや暴露、貯留機能等に関する評価指標を組み合わせて、実証実験基盤「流域治水デジタルテストベッド」地理空間上に可視化するビューア整備、及び神通川水系を対象に立地適正化計画等の土地利用と水害リスクの比較等の可視化について検討を行ったものである。(1)現時点で暴露として利活用可能なオープンデータ、及び関連するデータの可視化方法について情報収集・整理を実施。(2)収集したオープンデータから数値化して評価可能な評価指標を抽出、全国統一的に算定可能な資産データの算定方法の検討、治水評価指標の算定を行った。また、山国川水系に関しては、流域治水協議会等の意見を踏まえ、「内水ハザードマップ」等の可視化方法を検討した。(3)作成したビューアに対する意見聴取のための動画を作成した。(4)作成した治水評価指標を水害リスク、立地適正化計画等と併せて表示するためのビューアの要件定義および設計を行い、オープンソースを用いて開発したプログラムを国総研内サーバに構築した。(5)「データ品質管理ガイドブック(デジタル庁)」を参考にデータの品質について段階的に照査を行った。