令和6年度表彰業務速報
R4多摩川水文観測高度化設計検討業務
関東地方整備局 京浜河川事務所
本業務は、多摩川水系及び鶴見川水系の流量観測の高度化に向け、多摩川水系8観測局の高水流量観測実施箇所において非接触型流速計の設置検討及び詳細設計を行い1箇所において設置検討を行った。また鶴見川水系6観測局の高水流量観測実施箇所において非接触型流速計の設置検討を行いうち3観測局において詳細設計を行った。令和5年3月に改訂された非接触型流速計測法の手引き(案)等流量観測自動化に関する最新の知見を踏まえ、各箇所に最適な非接触型流速計を選定し、現地試験及びCG技術、数値計算等を活用して計測位置、センサの台数、仕様を決定した。機器配置では観測精度、施工性、経済性の観点から決定するとともに整備後の運用にあたり観測所ごとに観測計画を作成した。詳細設計では設置検討に基づき流量観測装置の設計図面の作成、施工計画、概算費用、数量等の設計を行った。また局舎ごとに旧設備の仮設運用に関する検討、他の観測装置の整理、撤去等による局舎内の整備の効率化とコスト面の検討を行った。また多摩川河口観測所の移設設計では既往高潮堤整備検討資料に基づき水位観測施設の移設先の検討、改修工事後の施設復旧に関する検討及び設計を行った。