令和6年度表彰業務速報

令和5年度駿河蒲原海岸保全計画検討業務
中部地方整備局 静岡河川事務所

事業評価監視委員会の実施に向けた、駿河海岸の費用対効果分析を実施した。また、貨幣換算できない被害軽減効果として、携帯電話端末の位置情報(ビッグデータ)を用いた海岸の利用特性分析を行った。背後地の制約条件をふまえた駿河海岸住吉工区の粘り強い海岸堤防の構造検討を行った。近年の観測データから、計画外力(波浪および潮位)の検討を行った。総合土砂管理計画の改訂に向けた海岸の漂砂管理計画検討を行った。現地状況を再現する粒径を考慮した等深線変化モデルを構築し、将来予測シミュレーションを行った。予測を重視した順応的な砂浜管理のための砂浜の健康診断を実施し、資料をとりまとめた。駿河海岸および富士海岸蒲原工区の現在の施設整備効果について、波浪のうちあげ計算を実施し、評価した。また、今後整備が予定されている有脚式離岸堤について、配置計画を検討した。漁船ビッグデータによる水深変化モニタリングおよびCCTVカメラから取得された画像解析による汀線変化モニタリングの手法について検討した。大井川河口部の底質調査を行った。検討結果を駿河海岸保全検討委員会資料として取りまとめ、委員会の運営補助を行った。