令和6年度表彰業務速報

令和5年度 九州管内ダム治水利水機能強化検討業務
九州地方整備局 河川部

本業務は、国土交通省が推進する「ハイブリッドダム」の導入に向け、九州管内の一級水系において、ハイブリッドダムの適用性の整理・評価を行った(具体は以降の通り)1.ハイブリットダムの適用性検討に必要となる資料として既往ダムの既往水力発電設備の諸元、治水協定並びに運用実績等を収集整理、2.九州20水系を対象に気候変動を考慮した高水計画の検討成果を踏まえた治水上の課題等を整理検討、3.また存在する既設ダム(合計112ダム)の諸元整理と、発電機(発電所)を有しているダムを対象に発電増量の可能性が高いダムを抽出。更に直轄ダムに関して無効放流量を試算、4.上記を踏まえハイブリッドダムの取組が有力な水系・ダムを選定、5.現発電施設による放流可能量等からハイブリッド容量を設定し、代表水系にて治水・増電効果を試算、6.ハイブリッドダムの取組み推進に向け、具体的な取組施策(短・中・長期毎)と、その実践に向けた課題や具体のスケジュール案を検討、7.短期的なソフト対策に資するため、長時間アンサンブル予測を用いた運用高度化の可能性・課題等を把握、8.中・長期的なハード対策等について、ダム毎に想定される検討課題について幅広に抽出・整理