令和7年度表彰業務速報

令和6年度保倉川放水路河川管理施設等検討業務
北陸地方整備局 高田河川国道事務所

本業務は、保倉川放水路事業における河川管理施設の検討及び護岸概略設計を行うとともに、事業に関するまちづくり検討を踏まえた機能補償道路等や環境影響対策工の配置計画の検討を目的として実施したものである。護岸概略設計では、河川整備計画の放水路線形、河道断面形状や護岸構造等の精度向上を目的とし、今後の計画更新に向けた基礎資料の取りまとめを行った。具体的には、放水路線形の4案比較、平野部堤防や砂丘部掘削断面の形状に対する軟弱地盤解析やL2耐震性能照査の実施、鋼矢板護岸の構造に関するL1地震時の液状化を考慮した構造計算や液状化対策検討を含む経済的な耐震護岸構造検討、設計図面への反映等を行い、全体事業費への影響を確認した。また、河川管理用通路や機能補償道路と周辺道路ネットワークとの接続、堤脚水路や樋管及び橋梁等の設置と周辺への影響、放水路設置による地下水位低下や風環境への影響を考慮した対策工の検討を実施した。さらに、事業推進に必要となる「第1回保倉川放水路治水対策・防災まちづくり検討部会」の運営補助や部会関連資料の整理、上越市の「まちづくり意見交換会」に必要となる関係機関協議資料作成等を行った。