古津賀排水機場（横軸斜流５ｍ３／ｓ×２台）において、信頼性向上を目的とした無水化等の検討及び詳細設計並びに国見樋門修正設計を行った。主ポンプ立軸化の検討を行い、設備劣化状況、経済性や設置環境（汽水域）等により既設流用とした。主原動機は機付ラジエータを採用し、冷却系統設備を廃止することで信頼性、維持管理性の向上を図った。監視制御設備は主原動機更新に伴う制御盤及び運転支援装置の更新設計を行った。電源構成の見直しに伴う電源設備の更新設計、自家発電設備は更新後の負荷容量を考慮した更新設計を行った。消防協議より、建屋を危険物一般取扱所への改修詳細設計を行った。ポンプ更新に伴う重量増加を踏まえて土木躯体の耐震性能照査を行い、機場本体部においてせん断耐力不足が判明したため、せん断補強対策方法の検討および詳細設計を行った。国見樋門は、過年度に自然開閉ゲートへの改良設計が行われ、既設樋門の前面にフラップゲートを設置する計画となっていた。維持管理の負担軽減を目的に、無動力化の可否について検討を行い、既設ゲートを撤去する方針とした。無動力化に伴い不要となる土木・機械・電気・建築設備の撤去設計を行った。