令和7年度表彰業務速報
R6阿賀野川内外水統合型水害リスクマップ検討業務
北陸地方整備局 阿賀野川河川事務所
本業務は、阿賀野川(大臣管理区間)における内外水一体型リスクマップの作成に必要なモデル構築、検討、リスクマップ(暫定版)を作成するものである。阿賀野川左岸の能代川と早出川を対象に内外水統合の氾濫解析モデルを構築し「多段階の浸水想定図及び水害リスクマップの検討・作成に関するガイドライン」に基づいて検討した。両河川の管理者の新潟県や対象氾濫域の新潟市と五泉市を対象に、資料収集や当該地域の内水発生メカニズム、対象降雨波形の選定、検証結果の確認等に関して協議を行った。モデル構築は阿賀野川浸水想定区域との整合性を図り同モデルを基本とし、隣接する信濃川下流で構築された解析モデルとの整合性に配慮した。内水要因である太田川等を一次元不定流モデル化し、浸水被害の生じた平成23年7月降雨を対象に検証を行い、浸水実績との比較によりモデルの妥当性を確認した。浸水解析により水害リスクマップを作成して解析結果を電子化した。他に防災拠点概略検討としてレジリエンスベースの候補地検討や、阿賀野川流域タイムラインの開催要領の作成、河川管理施設や重要水防箇所等をWEB上の地図に取り込むためのファイル作成を行った。