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東京建設コンサルタント

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技術トピックス

平成19年9月15日に「第20回 技術研究会」が開催されました

当社は、全社員の技術力向上を目的として、毎年、技術研究会を開催しており、今年で20回目になります。技術研究会には、全国から若手技術者を含む約160名の技術系社員が参加しました。
技術研究会では、テーマ毎に15会場に分かれた分科会形式での討議と、京都大学経営管理大学院の小林潔司教授をお招きし、「社会資本のアセットマネジメント」と題して、土木分野全般に必要不可欠な効率的維持管理手法について講演していただきました。

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各分科会では、技術開発プロジェクト成果である「融雪」および最新技術や今後必要とされる技術や話題から選定した「洪水・浸水予測、河川維持管理技術や、構造物の耐震設計、事業執行マネジメント、地球温暖化に対する戦略的対応」等、各テーマについて技術報告および技術的課題と今後の方向性等について幅広い議論を展開し、活発な討議が行なわれました。

講演会では、舗装マネジメントシステムを題材にアセットマネジメントの現状と動向の説明から始まり、修繕するタイミングを決定することが難しく、したがって、維持管理シナリオ作成における合意形成が重要であること、今後のアセットマネジメントを高度化するためには資産評価とインフラ管理会計が重要であること、さらには今まで行われてきた費用便益分析による評価だけではなく、リアル・オプション等会計学技術を駆使した評価手法が有効であることなど、アセットマネジメントに必要な技術と建設コンサルタントに求められることを話されました。講演会に参加した約100名の社員が、小林教授のユーモアを交えた迫力ある話に真剣に聞き入っていました。