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東京建設コンサルタント

ホーム > 技術情報 > 技術トピックス > 平成20年9月13日に「第21回 技術研究会」を開催

技術トピックス

平成20年9月13日に「第21回 技術研究会」が開催されました

当社では、全社員の技術力向上と開発技術の普及を目的として、毎年、技術研究会を開催しており、今年で21回目になります。技術研究会には、全国から若手技術者を含む約120名の技術系および営業系社員が参加しました。
技術研究会では、様々な分野から選定された14テーマについて分科会形式で討議するとともに、京都大学防災研究所巨大災害研究センターの河田恵昭教授をお招きし、「首都圏で起こる大規模災害と企業の社会的使命」と題して講演していただきました。


分科会の様子
各分科会では、最新技術や今後必要とされる技術や話題から選定された「環境調査・保全・改善技術」、「公共構造物の維持管理技術」、「多自然川づくり」、「河川技術の共通プラットホーム化」、「地域防災技術」や「土石流対策」等の技術的テーマに限らず、「新規市場開拓」、「異分野間連携方策」等、様々なテーマについて技術報告および技術的課題と今後の方向性等について幅広い議論を展開し、活発な討議が行なわれました。


講演会の様子
講演会では、これからの巨大災害の特徴が、「広域災害」、「複合災害」、「長期化災害」であることの説明から始まり、地震と噴火、地震と台風とが組み合わさった複合災害例をもとに、対応策や検討すべき項目を説明していただきました。
そのなかで、企業としてなすべきことは、①防災目的を定める(企業として何を守り、何をアピールするか)、②被害を想定する(発生する諸問題の発見)、③対策をたてる(被害の回避・軽減策の具体化)であり、SWOT分析(強みと弱みは何か、プラスとマイナスは何か等)が必要であることを話されました。 さらにBCP策定の重要性と導入に際しての注意点、BCP構築の要点を教えていただき、講演会に参加した約100名の社員は、河田教授の話に真剣に聞き入っていました。