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2024年2月3日(土)に、当社かすかべ環境防災研究センターにおいて、第1回流域治水学習講座「かすかべで流域治水を考える~みんなでつくる!ヒナンポシェット作成ワークショップ~」を開催しました。
本講座は、当社が2023年6月に国土交通省により「流域治水オフィシャルサポーター」の認定を受け、流域治水を促進させるための一つの取り組みとして行った住民向けの防災学習です。
全体説明
講座の冒頭、「流域治水」の取り組みや考え方などをご紹介した後に、「水害のリスクを知り、自分ごととして認識し、行動に移すこと」が流域治水の第一歩であることをお伝えしました。本講座では、知ることの一つとして「施設見学」、行動することの一つとして「ヒナンポシェット作成ワークショップ」を行いました。
施設見学では遊水地や地下調節池の水理模型実験の様子を実際に見ていただきながら、河川施設の有効性について理解を深めていただきました。また、流域治水に関わる当社の最新のハード対策に関する取り組みの一つとして、実寸大の粘り強い堤防の実験をご紹介しました。実験を実際に見ていただくことで、公共事業における建設コンサルタントの役割についてもご理解いただけたものと感じています。
屋外実験場の見学
屋内実験棟の見学
続いてのワークショップでは、お菓子を詰めたヒナンポシェットづくりを行いました。災害時の避難所では、ホッと心が安らぐ瞬間をなかなか持てないことが課題と言われています。その対策として、好きなお菓子を詰めた避難用のポシェットづくりが提案されています。今回のワークショップでは、お菓子と一緒に非常持出品が描かれたカードを参加者ご自身の状況やご家族の構成などに合わせて選んでいただき、災害への具体的な備えをイメージしながら、ポシェットづくりを体験していただきました。
参加者の皆さまが笑顔でポシェットづくりに取り組まれていたのが印象的でした。本ワークショップが、参加者の皆さまの防災意識の向上につながれば、とてもうれしく思います。
ワークショップの様子
ワークショップの様子
本講座は、午前と午後の2回実施し、春日部市内の3つの自治会より、合計43名のご参加をいただきました。当社は、今後もこのような地域貢献活動を通じて、流域治水に向けた取り組みに積極的に関わってゆきます。
参加者集合写真:午前の部
参加者集合写真:午後の部