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2024年4月13日(土)に第1回流域治水学習講座「かすかべで流域治水を考える~みんなでつくる!ヒナンポシェット作成ワークショップ~」を、当社かすかべ環境防災研究センターにて追加開催いたしました。春日部市内の近隣の自治会から20名の方にご参加いただきました。
施設見学では、主に屋外実験場と屋内実験棟で行っている都市河川の地下調節施設に関連する水理模型実験を見学いただき、施設が果たす治水機能を紹介しました。屋内実験棟では、春日部市内にある「首都圏外郭放水路」と類似の構造をもつ立坑模型内を流れる水流の様子を見学いただきました。実際の構造物では確認できない内部構造を模型で見ていただくことにより、地域にある防災・減災に関する河川施設をより身近に感じていただけたものと考えています。
屋外実験場の見学
屋内実験棟の見学
ワークショップでは、前回に引き続き、非常持出品カードと好きなお菓子を詰める“ヒナンポシェットづくり”を行いました。ポシェットに詰めたお菓子の賞味期限が来たら、ポシェットを開けてお菓子を楽しみ、また新しいお菓子を詰めなおします。そのタイミングで非常持出品の更新や見直しをしていただくことで、非常時の備えを日常に楽しく取り入れることができるのではないかと考えています。
ワークショップの様子
ワークショップの様子
本講座は、当社が「流域治水オフィシャルサポーター」として実施した住民向けの防災学習講座です。企画・準備・運営は、環境防災研究所と東京本社地域防災本部の若手社員が中心となって取り組みました。
本講座を通じて、住民の皆様の水防災への関心の高さを改めて実感するとともに、建設コンサルタント業務を通じて得られた知見を住民の皆様に直接お伝えすることの有効性を再認識いたしました。
今日、地域の防災に係わる行政職員の不足が懸念される中で、私たち民間技術者が地域防災力の向上に果たす役割は、今後さらに大きくなるものと考えています。当社はこれからも普段の業務だけでなく、住民の皆様との防災学習を通じて、流域治水の推進と地域防災力の向上に積極的に関わってゆきます。
ご参加の皆様との記念撮影