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技術トピックス

土木学会デザイン賞2018 最優秀賞/優秀賞/奨励賞

 土木学会デザイン賞2018で当社が担当した「津軽ダム(最優秀賞)」、「伊賀川 川の働きを活かした川づくり Space for River(優秀賞)」、「瀬下排水樋管及び石積み護岸と周辺施設群(奨励賞)」の3作品が受賞しました。

「白神の自然と人が出会う優しい新風景づくり」 —津軽ダム—

 津軽ダム建設事業に係る景観形成については、“白神の自然と人が出会う優しい新風景づくり”を基本理念として位置づけ、ダム堤体からダム湖周辺の各所に配置される関連施設に至るまで、一貫した検討体制・デザイン思想によるトータルデザインを実施しました。
 また、白神山地の玄関口として相応しい新たな風景の創出をめざし、長い供用を見据えた丁寧なデザインを心掛けました。
【当社担当】
地域環境事業本部 流域文化部 井上 大介/景観設計、意匠監理
地域環境事業本部 流域文化部 大和田 勝文/広場設計、意匠監理

(土木学会デザイン賞2018 最優秀賞「津軽ダム」のページ))

津軽ダム全景

津軽ダム全景

「川の働きを活かした川づくり Space for River」  —伊賀川—

 平成20年8月末豪雨で甚大な被害を受けた伊賀川下流の河道改修にあたって、治水上問題ない範囲で”自然な川”に戻すという視点でトータルデザインを行いました。
 川自らの力で川らしさを持続的に再生することを目的に、低水路幅を当初計画の約2倍に広げ、改修前は単調だった低水路が川の力で瀬や淵が自然形成され、河川植生が回復しました。
 群れをなして泳ぐ魚の姿も見られるようになり、地域に住む人の憩いの場として利用される姿も見られるようになりました。
【当社担当】
中部支社 河川施設部 市川 義隆/実施設計

(土木学会デザイン賞2018 優秀賞「伊賀川」のページ)

伊賀川下流 河道改修全景

伊賀川下流 河道改修全景

「治水的要請と歴史的景観の共存」—瀬下排水樋管及び石積み護岸と周辺施設群—

 瀬下排水樋管及び石積み護岸と周辺施設群の景観検討では、既存の歴史的な石積みを極力保全すること、新規に構築する護岸にも石積みを採用すること、遠隔操作によるゲート開閉装置を堤体内に埋め込み操作室を堤内地側に配置すること、手すりや階段等の付帯施設のデザインを隣接する水天宮他と揃えること等により、樋管の機能と地域固有の歴史的景観との望ましい共存の有り方を模索し設計しました。
【当社担当】
東京本社流域施設本部 河川施設部 重松 栄児/樋管本体・ゲート操作室の詳細設計
九州支社 地域環境部 伊東 和彦/堤防護岸(漕艇場前大階段上流側)・周辺整備の詳細設計

(土木学会デザイン賞2018 奨励賞「瀬下排水樋管」のページ)

瀬下排水樋管全景

瀬下排水樋管全景