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東京建設コンサルタント

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技術トピックス

平成25年9月21日に「第26回 技術研究会」が開催されました

 当社では、全社員の技術力向上と開発技術の普及を目的として、毎年、技術研究会を開催しており、今年で26回目になります。
 技術研究会には、全国から若手技術者を含む社員が参加し、論文集(指定課題・自由課題)に75編を掲載するとともに、2つの技術開発プロジェクトの成果報告と、様々な分野から選定された11テーマについて分科会形式で討議が行われました。
 また、中央大学研究開発機構の福岡捷二教授をお招きし、「社会資本整備のあり方とコンサルタント技術者に望むこと」と題してご講演いただきました。

講演会の様子(福岡捷二教授)
講演会の様子(福岡捷二教授)
 講演会では、社会資本整備を巡る現状に対する対応として①厳しい財政状況、②既存ストックの老朽化、③人口減少・少子高齢化、④グローバルな競争の進展、⑤災害リスクの高まり、の5つの項目が考えられること。そうした中で、土木技術者はどのように対応すべきかを話されました。
 さらに、コンサルタント技術者に望むことを踏まえ、期待されるコンサルタント技術者像として、①技術的専門特性とプライドを持っている真の技術者、②問題解決能力がある技術者、③創意、知恵を働かせ、考えることを苦にしない技術者、④学術と技術の両方を理解し、実務者として専門的な立場での通訳者であること、などを話されました。
 160名を超える参加者は福岡先生のお話に熱心に聞き入っていました。

分科会の様子
分科会の様子
 論文は75編、うち河川計画・施設部門55編、道路10編、環境他10編が掲載されました。各分科会のうち、技術開発は以下の2つのプロジェクト成果の報告がされました。
  1. 「稠密水位観測システムを応用した水災害警戒監視システム」
  2. 「海浜断面地形変化モデルの開発」
  3.  
 討議では、最近の技術や話題となっている分野から選定された ①「インフラの維持管理における先端技術」 ②「河道管理・土砂管理」 ③「交通計画における交通データの分析技術の高度化」 等の様々なテーマについて、技術報告及び技術的課題と今後の方向性等について幅広く議論し、活発な討議が行われました。

平成25年度社内技術研究会「指定課題発表論文」はこちらからご覧下さい。