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技術トピックス

平成25年度ダム工学会技術賞を共同受賞

 平成26年5月15日に開催されたダム工学会第24回通常総会で、ダム技術の発展に著しい貢献をしたということで、国土交通省関東地方整備局「湯西川ダム建設事業」が評価され、発注者推薦により弊社も一員として表彰されました。


 本事業の中で弊社は、猛禽類の保全対策・モニタリング調査を担当し、管理段階移行後のモニタリング調査で保全対策の効果を検証し、モニタリング委員会及び分科会において今後の対応についても調整いたしました。

<湯西川ダムの概要>

 湯西川ダムは、堤高119m、堤長320m、貯水容量7,500万m3 の重力式コンクリートダムで、堤体コンクリート106万m3 を実質19.5ヶ月のRCD工法としての国内最速で打設を完了し、平成24年11月に運用を開始した多目的ダムです。(ダムの目的:洪水調節、かんがい、上水道、工業用水、流水の正常な機能の維持)湯西川ダム建設事業の大きな課題として以下の3つが挙げられました。

  1. 高品質・低コストで早期に事業効果を発現
  2. 水没・移転者の生活再建と水源地域の自立的・持続的な活性化
  3. 日光国立公園内第二種特別地域における貴重な自然環境との共生
 このうち、3.については貯水池周辺の改変を最小限に止め、希少種を含む多くの動植物に配慮して事業を実施、特に希少猛禽類の保全対策に配慮を行ったことで、工事後も引き続き希少猛禽類の生息を確認できております。