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技術トピックス

阿波井堰改築事業の完成を祝う会

 平成28年3月20日に、当社が設計に携わった阿波井堰改築事業の完成を祝う会が行われました。
 川内川上流河川改修期成同盟会と国土交通省九州地方整備局川内川河川事務所の共催で、鹿児島県の伊藤知事はじめ、国土交通本省の幹部や衆・参国会議員、地元関係者ら多数が出席し祝賀会が催され、当社は設計に携わった事業者として感謝状が贈呈されました。

式典での除幕式の様子

式典での除幕式の様子

竣工記念碑と感謝状

竣工記念碑と感謝状

川内川阿波井堰改築事業について

平成18年7月曽木の滝周辺の出水(国土交通省提供)

平成18年7月曽木の滝周辺の出水(国土交通省提供)

大正8年に築造された旧阿波井堰(国土交通省提供)

大正8年に築造された旧阿波井堰(国土交通省提供)

 阿波井堰のある川内川は、その流域が鹿児島県、宮崎県、熊本県の3県にまたがる一級河川であり、平成18年7月洪水において、浸水家屋2,347戸に及ぶ甚大な被害が発生しました。
 この洪水を受けて、当社が取りまとめた計画が「河川激甚災害対策特別緊急事業(激特事業)」に採択され、阿波井堰についても激特事業と相まって川内川上流域の洪水被害を軽減することを目的に、平成23年から改築事業に着手されました。
 阿波井堰は大正8年に築造された固定堰であり、たびたび冠水被害を受けるなど、堰の改築は地域住民にとって長年の悲願でもありました。渓谷美を有する景勝地という周辺環境に充分配慮した設計とし、堰の完成により上流域の治水・環境保全、地域活性化などの効果が期待されています。

新阿波井堰(平成27年8月完成)

新阿波井堰(平成27年8月完成)