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東京建設コンサルタント

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技術トピックス

広島大学との共同研究成果が読売新聞、日経新聞等に掲載されました。

 弊社は広島大学との共同研究として「土砂災害予測手法」の開発のため、斜面における浸透・流出過程のメカニズムを解明することを目的に、平成26年8月豪雨で土石流が発生した広島市安佐北区の高松山斜面における現地観測を平成28年より行っています。

 平成30年7月6日の豪雨では、パイプ流と見られる水の流出をカメラで確認し、ほぼ同時刻に地下水位が上昇、表層の地中温度が約19℃から15.6℃まで低下しました。大量の雨が土壌に浸透したことで地下の水圧が高まり、深層の低い水温の地下水が上昇して表層の地中温度が低下したものと考えられます。これにより士砂災害発生の危険度を、地中の温度変化を観測することで予測できる可能性があることがわかりました。

平成30年7月6日豪雨での観測状況

平成30年7月6日豪雨での観測状況

 この内容は、令和元年5月に開催された「2019年度(公社)砂防学会定時総会並びに研究発表会「岩手大会」」、令和元年6月に開催された「2019年度・河川技術に関するシンポジウム」で発表され、読売新聞(7月5日)、日本経済新聞(8月19日)など多くの新聞で取り上げられました。