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■インフラ整備の事業又は施策
【河川部門】
事業の名称 | 実施機関 |
大分川ダム建設事業 | 国土交通省九州地方整備局 大分河川国道事務所 |
中間堰改築事業 | 国土交通省九州地方整備局 遠賀川河川事務所 |
大分川ダム建設事業は九州地方整備局初のロックフィルダムの建設事業で、i-Constructionを中心に様々な最新技術を積極的に採用し、施工の効率化、品質管理 の高度化に成果を上げました。
当社は、CIMを活用した景観検討や景観設計に取り組んだほか、ダム本体計測機器と連動した3次元モデルを利活用した大分川ダム管理CIMを構築し、運用方法を検討しました。
本事業は、遠賀川の流域全体の治水安全度向上を目的とし、ネック箇所である中間堰地点において、堰の改築や河道掘削を行う「特定構造物改築事業」として、平成21年度事業着手し、平成30年度に完成しました。
当社は、中間堰に関する検討及び設計を行いました。中間堰の検討・設計にあたって、堰の径間長を「河川管理施設等構造令(以下、構造令とする)」に準拠した場合、ゲート設備がこれまでの施工実績を超える規模となり、メーカの製造能力を逸脱してしまうことが明らかになりました。そこで、径間長を縮小して製造可能な規模にするとともに、維持管理の確実性や容易性を確保することに加え、経済性にも優れた構造とするため、堰柱形状に工夫を行い、「構造令」と同等以上の機能が確保できたことから、大臣特認申請により本構造が認められ、無事中間堰改築事業を完了することができました。