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東京建設コンサルタント

ホーム > 技術情報 > トピックス一覧 > コペンハーゲンのニューハウンの現地取材報告が建設コンサルタンツ協会会誌に掲載

トピックス

(社)建設コンサルタンツ協会が実施した土木遺産取材に同行し、その調査結果が建設コンサルタンツ協会会誌「Consultant」に掲載されました。

 当社社員が、北欧の土木遺産の一つであるコペンハーゲンのニューハウンを現地取材し、その調査結果が建設コンサルタンツ協会会誌「コンサルタント」に掲載されました。

発 行:(社)建設コンサルタンツ協会
発行日:2010年1月1日
建設コンサルタンツ協会会誌Consultant246号
北欧最古の人工的に作られた「ニューハウン」

原稿の概要

 コペンハーゲンにあるニューハウンは、1671年から掘削を開始し1673年に完成した長さ400m程度の小さな港であり、当時は北欧の各都市を航行する“船乗り達の溜まり場”として、気性の荒い船乗り達が闊歩していたといわれている。現在のニューハウンは、コペンハーゲンで最も有名なウォーターフロントとして、お洒落なカフェ・レストラン(北側)やアンティークショップ(南側)が軒を連ねており、北欧を代表する観光スポットとして多くの観光客が来訪している。
 「新たな港」という意味のニューハウンは、オアスン海峡に至る海路インナーハウンから「王様の新広場」という意味のコンゲンス・ニュートーゥに至る区間にあり、コペンハーゲン中央駅から「歩行者天国」という意味のストロイエを歩いて西側に2kmの位置にある。
 現代のニューハウンは、中心市街地の観光スポットとして機能しており、港として船舶の停泊地となっているものの、木製の帆船に限定して入港を許可されているにすぎず、掘削当時の港としての機能を果たしていない。
ここでは、市街地拡大の変遷や歴史絵地図から、歴代の王が何故に市街地の真ん中にニューハウンを創り、それを必要としていたかを記述している。