当社では、全社員の技術力向上と開発技術の普及を目的として、毎年、技術研究会を開催しており、今年で21回目になります。技術研究会には、全国から若手技術者を含む約120名の技術系および営業系社員が参加しました。
技術研究会では、様々な分野から選定された14テーマについて分科会形式で討議するとともに、京都大学防災研究所巨大災害研究センターの河田恵昭教授をお招きし、「首都圏で起こる大規模災害と企業の社会的使命」と題して講演していただきました。
講演会の様子
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講演会では、これからの巨大災害の特徴が、「広域災害」、「複合災害」、「長期化災害」であることの説明から始まり、地震と噴火、地震と台風とが組み合わさった複合災害例をもとに、対応策や検討すべき項目を説明していただきました。
そのなかで、企業としてなすべきことは、①防災目的を定める(企業として何を守り、何をアピールするか)、②被害を想定する(発生する諸問題の発見)、③対策をたてる(被害の回避・軽減策の具体化)であり、SWOT分析(強みと弱みは何か、プラスとマイナスは何か等)が必要であることを話されました。
さらにBCP策定の重要性と導入に際しての注意点、BCP構築の要点を教えていただき、講演会に参加した約100名の社員は、河田教授の話に真剣に聞き入っていました。