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(社)建設コンサルタンツ協会の認定プログラムである「インフラストラクチャー研究会」において当社社員が講演を行いました。
主催:(社)建設コンサルタンツ協会
日時:2009年2月23日
会場:虎ノ門パストラル
議事次第
1.座長挨拶
内山 久雄(博士(工学)、インフラストラクチャー研究会座長、東京理科大学)
2.コンサルタントからのプレゼンと学識者による講演
「都市の水循環システム構築のための総合評価手法について」
/長岡 裕(博士(工学、)武蔵工業大学)
「水循環の管理と水収支について」
/渡邊 明英(博士(工学)、㈱東京建設コンサルタント環境防災研究所所長)
3.フリーディスカッション
講演の要旨
世界の人口は増加中であり、広域・長期にわたる温暖化・気候変動等の地球環境問題や広域の環境汚染問題がいまなお進行している。一方、日本の人口は少子化傾向により、これから減少に向かう。これらの問題の解決策として、持続的発展を可能とする環境共生型社会の形成が挙げられている。これには、環境・防災・維持管理がバランスよく保たれることが必要である。
都市への人口集中や流域の土地利用の変化に伴い、降雨の流出および水利用の形態の変化、水質汚染や水辺の生態系変化など、水循環に関するさまざまな課題が生じている。地球温暖化の進行に伴い、降雨特性や水需要だけでなく、水循環過程が変化していくことが予想される。これらの諸問題を解決するためには、治水・利水安全度の向上及び水環境保全という課題を、熱環境や気象要素を考慮して流域全体という視点から評価することが必要である。 このため、様々な環境要素の観測や、流域の特徴・問題に応じて水・熱・物質収支を総合的に評価する結合モデルによる予測・管理などが行われるようになってきている。
図 結合モデルの例(地表面の物理過程)
研究会の様子
発表の様子(当社 渡邊明英)