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東京建設コンサルタント

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技術トピックス

平21年9月12日に「第22回 技術研究会」が開催されました

当社では、全社員の技術力向上と開発技術の普及を目的として、毎年、技術研究会を開催しており、今年で22回目になります。
技術研究会には、全国から若手技術者を含む社員が参加し、5つの技術開発プロジェクト成果報告と、様々な分野から選定された9テーマについて分科会形式で討議するとともに、高知工科大学マネジメント学部の渡邊法美教授をお招きし、「リアルコンサルタントとは」、「物部川における環境マネジメント」と題してご講演いただきました。

分科会の様子
分科会の様子
各分科会では、「3次元流れと河床変動モデルの構築」、「道路構造物のLCM」、「河川構造物の耐震診断技術、耐震設計技術」等の技術開発プロジェクト成果の報告、最新技術や最近の話題となっている分野から選定された「地球温暖化対応策」、「河川管理施設の長寿命化計画の戦略」、「環境と水・物質循環に関する対応策」や「環境モニタリング技術」等の様々なテーマについて、技術報告および技術的課題と今後の方向性等について幅広い議論を展開し、活発な討議が行なわれました。

講演会の様子
講演会の様子(渡邊法美教授)
講演会では、これからのコンサルタントのあるべき姿はリアルコンサルタントであり、
①常識を疑う
②現場(ローカル)に精通する
③聴点を極める
④自分を知る
⑤自分を開く
⑥共生する
⑦良いものを良いと言う
の七つの観点からリアルコンサルタントを説明していただきました。とくに、「聴点を極める」では、聴くということが大事であること、「自分を知る」では、弱みは自分の強みであること、「自分を開く」に関して、ある市民活動情報センターのNPOが実施している「カブリケーション(被り物をしてコミュニケーションする)」を例に自分をさらけ出すことが大事であることなど、を話されました。
さらに「共生する」において、市民や公共団体の自らの地道な活動により一旦消えたアユが再生してきているという物部川の共生活動を例に講演していただきました。講演会に参加した約100名の社員は、渡邊教授の話に熱心に聞き入っていました。