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技術トピックス

平成22年9月25日に「第23回 技術研究会」が開催されました

 当社では、全社員の技術力向上と開発技術の普及を目的として、毎年、技術研究会を開催しており、今年で23回目になります。
 技術研究会では、全国から若手技術者を含む社員が参加し、5つの技術開発プロジェクト成果報告と様々な分野から選定された12テーマについて分科会形式で討議が行われました。
 また、土木学会会長、国土審議会会長代理などの要職を歴任された東京都市大学(旧武蔵工業大学)の中村英夫学長をお招きし、「成熟社会のインフラストラクチャー」と題してご講演いただきました。

講演会の様子
中村英夫 東京都市大学学長
 講演会では、ここ50年間の国土つくりを振返り、インフラストラクチャー事業は、Ⅰ必需型、Ⅱ戦略型、Ⅲ効率化型、Ⅳ高質化型、Ⅴ維持補修・更新型、Ⅵ新規事業型があり、現在のシェアはⅠ、Ⅱ、Ⅲの急激な縮小とⅣ、Ⅴの拡大期にあると説明していただきました。
 特に、Ⅳ高質型については、「札幌市創成川通り整備」や「日本橋地区再開発構想」等を例に、現在の成熟社会におけるインフラ整備に求められるものは品格であり、この要求に応える国土やインフラ整備が必要であると話されました。
 100名を超える参加者は、中村学長の話に熱心に聞き入っていました。

分科会の様子
分科会の様子
 各分科会では、「内水浸水想定区域検討手法の開発」、「3S(GIS・GPS・RS)技術を活用した河道および河川環境モニタリングシステムの開発」等の技術開発プロジェクト成果の報告がされました。
 また、最新技術や最近の話題となっている分野から選定された「戦略的環境アセスメント」、「分布型流出モデルを用いた洪水予測手法」、「道路構造物や河川構造物の最新維持管理技術」や「防災情報提供システム」等の様々なテーマについて、技術報告および技術的課題と今後の方向性等について幅広い議論を展開し、活発な討議が行なわれました。